覚えておきたい肉の銘柄メモ(豚肉篇)
皆様、こんにちは!
のんきーです。
先日「覚えておきたい肉の銘柄メモ(牛肉篇)」を備忘録的にまとめてみましたが、今回は今年の干支の「猪」にちなんで、「豚肉篇」をお送りします。
申し遅れましたが、明けましておめでとうございますm(_ _)m今年もよろしくお願いいたします。
鳥取県内(というかのんきーの周辺)で流通している豚肉の銘柄をまとめてみます。
サラミが好きだ!
国産豚肉と輸入豚肉
まず、豚肉の国内生産量と輸入量を比べてみると、現在半々くらい。
だんだん、輸入量が増えて来ています。
国内生産量が減ったりしてるわけではありません。
主な輸入先国は、アメリカ(31%)、カナダ(21%)、デンマーク(13%)、スペイン(10%)。
(以上は2016年度のデータです)
そう言えば、見たことあるね
国内生産豚肉の品種について
現在日本国内で飼養されている豚の純粋品種は、ほとんどが、ランドレース種、大ヨークシャー種、デュロック種、バークシャー種、ハンプシャー種、中ヨークシャー種。
そして、よく食べられている豚肉は、よりおいしく良い品質の豚肉をたくさん作るために、豚の品種のうち2もしくは 3種類の品種を交配させた豚「三元交配豚」つまり「三元豚」が多い。
特に、ランドレース種×大ヨークシャー種×デュロック種の3種類を掛け合わせているものがほとんど。
これは、「三枚肉」
これは、「三びきのこぶた」
「銘柄豚」について
「銘柄豚」というと全国的には、「あぐー豚」とか「黒豚」とか「金華豚」とか「TOKYO X」なんてのが有名ですね。
一口に「銘柄豚」と言っても、品種と育て方が特別だったり、品種は特別ではないけど育て方が特別だったりとか、色々みたいですね。
ちなみに、鳥取県内で育てられた豚の総称として「とっトン」という言葉が見つかりましたが…
ロゴマークはかわいい
この言葉がどれだけ使われているかはわかりません。
以下に、のんきー周辺で見かける豚の銘柄を列記していきます(*`・ω・)
黒豚です
「SPF豚」
厳格な防疫体制基準のもとで生産される、特定の病原体(萎縮性鼻炎、豚赤痢、オーエスキー病、トキソプラズマ感染症、マイコプラズマ肺炎を引き起こす病原体)を持たない豚のこと。
「SPF」とは「Specific Patbogen Free」(特定の病原体を持っていない)の略。
豚の健康状態を示すもので、品種名ではない。
帝王切開分娩後に超清潔に育てられた「プライマリー豚」同士を無菌な場所で交配し、自然分娩で生まれた「セカンダリー豚」同士を交配し、自然分娩で生まれるのが「SPF豚」。
抗生物質やワクチンなどが最低限で済み、病気になりにくいので、肉質が柔らかくなる。
また、衛生的で快適な環境で育てられるので、肉に臭みがつきにくい。
きめ細かくしっとりとした肉はうまみを逃がさず、脂もおいしい。
ちなみに、「日本食肉消費総合センター」が発行している「銘柄豚ハンドブック」には、鳥取県関係では「鳥取産SPF豚」のみが掲載されていました。
環境は大切!
「大山ルビー」
2008年に、旨み成分の一つであるオレイン酸が多い「大山赤豚(デュロック種)」の雌に、肉の柔らかさに優れ味で病気の高い「黒豚(バークシャー種)」の雄を交配した鳥取県オリジナル品種。
角煮はごちそう
「トトリコ豚(とん)」
(または「ととりこ黒豚」)
スペインの「イベリコ豚」に倣い、ドングリを飼料に用いている。
大山町の「金平牧場」で生産。
年間100頭のみしか生産できない。
どんぐりうまいのかな?
「鳥取豚(東伯三元豚)」(鳥取東伯ミート株式会社)
琴浦町とその周辺で育てられた、飼料や飼育法が決められた豚。
この豚肉です
「大山みるく豚」(大山乳業農協)
自社牧場で、ケーキ・シュークリーム・カフェオレ・脱脂粉乳・おから・米・うどん・野菜などの飼料「エコフィード」を与えて育てた豚。
また、子豚の時に放牧をしたり、一頭あたりの飼育面積を広く与え、ストレスがかからないようして、長期飼育し、成熟させてあるのも特徴。
肉に甘みがある。
餡まんより肉まんが好き!
「ナチュラルポーク」
(イオングループ)
スーパーマーケットチェーンのプライベートブランド。
疫病のリスクが低い環境の指定牧場で育てられているので、抗生物質・合成抗菌剤不使用。
さらに遺伝子組換え飼料も不使用。
安全・安心を突き詰めた国産豚肉。
「ナチュラルポーク」
(こだわりポークのお店 オンリーBoo)
自家農場で良質なエサと山脈の谷川の清らかな飲水で飼育。
豚特有のニオイが無く、旨みが濃く、やわらかでジューシーな豚肉。
「ナチュラルポーク」という名前が付く銘柄豚はたくさんありそうですね。
台湾料理の魯肉飯です
「マーブルポーク」
倉吉市久米畜産団地の森本種豚場で生産されている。
植物性飼料や地元で育てた飼料米で育てられる。
他の肉と比べ豚独特の獣臭がほとんど無く、鍋に使用してもほとんどアクが出ない。
脂身もオレイン酸を多く含んでおり、しつこくないヘルシーな豚肉。
豚丼おいしいよね
「マム・ハート BD豚(とん)」
(株式会社マルイ)
スーパーマーケットチェーンのプライベートブランド。
デュロック種の雄とバークシャー種(「かごしま黒豚」で有名)の雌の交配種。
デュロック種の香り高い肉質と、バークシャー種の脂の旨み、のいいとこどり。
コクのある味わいが特徴。
(デュロック種はとれる肉の量が多いので、他種と交配されることが多いみたいです)
「鳥取県産 柿本ポーク」
(株式会社マルイ)
植物性原料に竹酢を配合し、豚肉特有の臭みを減らし、パンの耳を飼料として与えることにより肉の脂肪が甘く柔らかくなった豚。
上手に買いたいね!
例によって、ど素人ののんきーがぱぱっと調べたことをまとめただけなので、不正確なところが多いと思います。
鳥取県内で多く流通しているものに限っても、まだまだたくさん銘柄豚がありそうですね。
牛さんも豚さんもありがとう!
豚肉には牛肉の「格付け」のような明確な品質評価基準がないそうです。
ま、食べてみないと味の見当がつかないってことでしょうか(^。^;)
ただ、同じ銘柄の豚肉なら、次回購入時にも味の方向性がある程度同じものを期待できるというメリットもありますよね。
にほんブログ村 鳥取県情報ランキング に参加しています。
励みになりますので、ぽちっとお願いします。
0コメント